
こんにちは!やくもです^^
自分は、日本を除いた全世界株に連動したインデックス投資と、米国株と日本株の高配当株投資の二刀流で資産運用をしています。
インデックス投資は積立NISAで特に何も考えずに、妻の分も合わせて毎月66,666円投資しています。
これに関しては完全に放ったらかしです。
今が含み益か、含み損かなんて考えたこともありません。
日本を除いている理由は、高配当株で日本株を買っているのでインデックスでは不要と判断したためです。

インデックス投資は超長期で運用するので、最終的に損してなければOKのスタンスです
そして、高配当株。
長期目標としては、10万円/月です。
で、現在は5,750円/月
かなり遠いですが、まったく不可能ではないと思いますし、むしろ確実に達成できると思ってます。
楽な道のりではないですし、高配当株投資は向き不向きもあると思います。
地味にコツコツと積み上げることが高配当株では大事になってきますし、何より銘柄の選び方が難しいです(^^;
今回は、自分の優良高配当株投資の探し方をお伝えできればと思います。
注:高配当株は2021年12月から始めた初心者オブ初心者です。しかしながら高配当株投資は自分の性格とマッチしていて、楽しいので絶対に目標は達成できる!という意味不明な根拠があります。
逆に初心者の今だからこそ、初心者の方には簡潔にわかりやすく説明できるとも感じたので記事を書くことにしました!
高配当株の探し方
個人的な高配当株投資の戦略を書いていきます。
高配当株投資の戦略に正解も不正解もないので、ご参考程度に(^^;
自分のポートフォリオは米国株と日本株で、構成比は現在4:6となっています。
まず、米国株は優秀かつ低コストなETFがあるので、以下の4つに丸投げです笑
インデックス投資同様に、買い増しはしてもよっぽどのことがない限りは売ったりせずにほったらかしです。
- SPYD
- HDV
- VYM
- VIG
VIGは、あまり聞き慣れない方もいるかもしれませんが、米国の10年以上連続増配する銘柄で構成されたETFです。
2006年~と比較的若いETFで、配当利回りは2022年5月で1.85%程。
高配当株とは言えないかもしれませんが、VIGはキャピタルもインカムも今後どんどんと上昇すると考えています。
連続増配銘柄ETFなのに、どちらかといえばキャピタル重視です。
そして、日本株は以下の内容で投資判断をしています。
- 適正なPER
- EPSの推移
- 売上高&営業利益の推移と営業利益率
- 配当性向
- 自己資本比率
- 現金
- キャッシュフロー
順番に見ていきます。
適正なPER
PERとは、その銘柄の割安さを示した指標で、計算式は以下の通り
PER=株価÷EPS
※EPSに関しては後述します
株価が1,000円でEPSが200円なら、PERは20倍となります。
一般的に15倍以下のPERが割安と言われています。
しかし、注意したいのは「適正」なPERで割安さを判断するということです。
例えば、連続増配No1の花王で見てみると

一見、割高に見えてしまうのですが花王やユニ・チャーム等のトイレタリーセクターは、PERが高い傾向にあります。
ちなみにユニ・チャームのPERは50倍超です。
抜群の安定性を誇る花王等の銘柄は、20倍で割安と判断することもできます。
「PER15倍以下」ということばかりを意識し過ぎると、花王のような抜群の銘柄を割安で買えない事態になりかねません。
要は、そのセクター(業種)のPER相場や過去のPERを知っておくことも大事です。
※ちなみに自分は、花王をPER20倍前後で購入できたので非常に満足しています^^
PERは、それだけを見ると罠が潜んでいたりします。
ですが、現在の株価の割安さを簡単に知ることができる大事な指標です。
投資判断の材料には欠かせない指標のひとつです。
EPSの推移
EPSは、1株当たり純利益のことで、企業の稼ぐ力や成長性を見る指標です。
計算式は、EPS=当期純利益÷発行済株式数
過去から現在のEPSが右肩上がりだと◎ですね。
企業の稼ぐ力や成長性が右肩上がりということになりますので、このような銘柄を見つけたら飛びつきたくなります笑
しかし、ここで盲点となるのが「株式分割」や「自社株買い」です。
株式分割を行うと発行済株式数は増えますし、自社株買いを行うと発行済株式数は減ります。
単純にEPSの推移だけを見ずに、上記2つの実施の有無を確認しています。
売上高&営業利益の推移と営業利益率
営業利益とは、売上から売上原価や販売費などの諸経費やコストを差し引いたものです。
要は、企業の「利益を出す力」です。
今回も花王で見てみます

花王だと少し微妙な推移ですが、基本的にはキレイな右肩上がりが理想です。
さらに、営業利益率を見てみます。
営業利益率=営業利益÷売上高×100
上図の2022/12予で計算すると…
1600÷14900×100=10.7%ということになります。
営業利益率は、10%を超えているとかなり優秀とみられています。
これまた一概には言えませんが、個人的には少なくとも6%は欲しいところです。
配当性向
会社の当期純利益のうち、どれくらい配当金に充てているかを示すものです。
計算式は、1株あたり配当額÷1株あたり当期純利益×100
これが高いと、無理して配当金を出しているということになります。
80%あたりを超えてくると減配の可能性が高くなってきます。
長期高配当株投資家にとって減配や無配をいちばん避けたいところなので、配当性向は少なめが安心です。
自己資本比率
計算式は、自己資本÷総資本×100
簡単に例えると無借金の比率ですね。
自己資本比率が50%以上なら安心感があります。
高ければ高いほど倒産のリスクは減りますし、経営の安定性もあるということになります。
しかし、高いなら高いなりのデメリットを感じる人もいます。
株主によっては「安全性と引き換えに成長への期待が感じづらい」ということです。
要は「借金してでも新しいビジネスや事業拡大して儲けてよー!」ということです。
まあ、長期高配当株投資なら「減配さえしてくれなければいい」という考えもありますが(^^;
個人的には50%以上は欲しいかなというところです。
現金
現金は自己資本比率よりわかりやすいと思います。
多ければ多いほど倒産する可能性は低いですし、新しい事業に着手する時もお金を調達する手間が省けます。
“Cash is king”
お金が潤沢な企業は無敵かもしれません。
が、お金を懐に入れてないで株主にもっと還元してほしいというのもありそうですが^^;
キャッシュフロー
キャッシュ=お金
フロー=流れ
企業のお金の出入りを表しているわけです。
さらに決算書を見ると、キャッシュフローは以下の3つに大分類されていることが多いです。
- 営業CF
- 投資CF
- 財務CF
それぞれを超簡潔に説明します。
営業CF(キャッシュフロー)
本業における収入と支出の差を表します。
プラスであれば本業が好調で、マイナスであれば苦戦しているというこになります。
これは言わずもがなプラスが望ましいです。
投資CF(キャッシュフロー)
設備投資や別事業における株式や債券などを、取得または売買しているお金の流れを表します。
プラスの時は上記の投資を売却して現金を得ていて、マイナスの時は投資に注力していると捉えることができます。
将来的な価値を生み出すという意味で、マイナスになっている方が望ましいと言えます。
財務CF(キャッシュフロー)
現金の不足分をどのように補ったかを表します。
借入金などで資金調達をした時はプラスとなり、借入金などを返済するとマイナスになります。
一般的には借金を返済しているマイナスの方が望ましいのですが、成長過程にある企業はプラスになっていることがあります。
CFまとめ
3つのキャッシュフローを超簡潔にまとめてみました。
基本的には、営業CFはプラス・投資CFはマイナス・財務CFはマイナス(成長企業ならプラスの方が良い時もある)が望ましいと思います。
個人的には営業CFが特に重要と捉えており、残りの2つはザッと見るようにしてます。
「投資CFと財務CFは絶対にマイナスの方が良い」とは一概に言えないからです。
営業CFのマイナスは望ましくはありません。
最後に
今回は優良企業の探し方を解説してみました。
あえて配当利回りのことは書いてません。
求める利回りは人それぞれですし、「高配当」のきちんとした定義もないので(^^;
高配当株投資は魅力的な不労所得を得る手法ですが、そのぶん難易度が高いアクティブ運用です。
適当に買っていたら必ず失敗すると思います。
それくらい「買い」が難しいです。
しかし、見極めた優良銘柄を買ったら基本的には売却せずにホールドするだけなので、出口戦略を考える必要がありません。
個人的には、この「出口戦略を考えなくていい」というのが好きです^^
自分も初心者なので、もっと勉強をして有益な記事を書けるように頑張ります!
自信がついたら個別銘柄の紹介もできたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
でわでわ👋
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